7月上旬に宅建試験を申し込んだのだが、先日日程変更の手紙が届いた。
私については、10月試験の予定人数を大幅に上回ったため12月受験に変更とのこと。
予定がなくなった。
「忙中閑あり」というが、10ヶ月間で11の資格試験を受け、加えて転職試験プラス社内異動希望者試験まで受けている今日この頃、諸々についてひと段落ついたのか却って暇を持て余している。
もちろん試験だけでは心が持たないので、手当り次第国内外の映画やドラマを漁っているのだが、これまた消費量がおかしい。
そして相変わらず自粛ばかりしている。
人生、五里霧中。
もはや何が正しいのか何が間違っているのかすら判断できないほど耄碌しているのかと思うくらいには判断能力が著しく低下している。
これは誇張表現ではなく、皆無と言っても過言ではないレベルにまで実際「欠落」している。
もう何もかもわからない。
自分が何をしたいのかも、何が好きか嫌いかも、何一つわからないどころか、それらを超えて「到底わかり得ない」という段階である。
そもそも私はいったい何のために生きているのか。
違う。
こんなに苦しむために退院したのではない筈。
否、苦しむために更生したのか?
もはやこの尽力は更生などとは呼べない程度なのか?
今、何をすべきかさえ見失ってしまった。
やっと前に踏み出した脚も、着地する地面がなければ意味がない。
こうして私は堕ちていく。
1秒毎に崩れ落ちていく。
手を伸ばせど、空を掴めど掴めど指の間から全て溢れ落ちていく。
あゝ、無情。