勤務先により強制的に発生した10連休が終わった。
金融機関勤務だと年に一度連続5日間の有給を取る規則(不正防止と検査のため)があるのと、8月は取引先が休みの傾向があるため案件が比較的少ないこと、3年半同じ勤務先のため異動が近い可能性があるから異動前に消化するよう上司から命令があったこと、上司の盆休みと重複しないよう連休を取った。
ちょうどワクチン接種2回目と転職最終試験があったので、連休序盤こそむしろ都合がよかったが、コロナ禍で外出自粛を余儀なくされている以上10連休を持て余すのは必然であった。
本来であれば海外旅行などしたいところだが、一体いつになれば許されるのだろう。
しかも私は既にワクチン接種2回とも完了している。
それでも律儀に自粛をしているが、身の回りの若者たちは違う。
20代の今この瞬間は、国全体や職場(取引先や学校含む)や家族を危険に晒しても釣り合わないものなのだろう、絶食系男子の筆者には理解できないでしょうねとご都合主義の正当化意見が飛び交うSNS。
こうして今日も私は貴重な若さを、
そして10連休を無為に消費したのだ。
◇
そういえば、珍しく書籍を読んだ。
以前本ブログにて取り上げたTEDにおける「Why 30 is not the new 20」というプレゼンの書籍版である。
過去のエントリー↓
https://happiclearfile.hatenablog.com/entry/2019/09/28/140006
内容はほぼプレゼンの通りで、それをかなり肉厚にしたものだった。
8年前、このプレゼンを18歳で知ったときは「20代、そもそもどんな仕事に就くんだろう?」と思っていたが、碌に努力をしなかった結果、今こんなにも苦しんでいる。
「人生、まだ更生できる?」と事ある度に脳裏を過るし、座右の銘が「It's never too late to mend.」に変わり、転職活動をしつつ現職場では異動願まで出している。
コロナ禍、あまりにも人生において残酷すぎる。
本来であれば挑戦などいくらでもする機会があるはずだが、その間口もかなり限られている。
転職試験を申し込んだとき、このご時世もあり10人の採用枠に180人超の申込があった。
運良く一次試験合格の40人に残ることができたが、ここから更に過半数が脱落する。
そして、職場での異動公募も枠が10人であった。
ここにおいてもまた選抜される。
「選ばれる」という経験の乏しい私にとってはかなりの心理的障害である。
そう、「選ばれたい」に尽きる。
この人生、一体いつになれば選んでもらえるのか。
あるいは選ばれるステータスを手にできるのか。
コロナ禍、自分を見つめ直す機会が多分にあり、自己研鑽の期間だと考え「選ばれたい」筆者は2020年9月〜2021年7月でゴミ資格を7つ取得した。
(比較的難易度の高い資格も1ヶ月に満たない準備で受けたため、これ以外に3つほど落ちている)
累計15ほどの資格を持ってはいるが、先日の転職試験ではやはりそんな資格など碌に評価もされず、社内においてのみ評価されるこのゴミ資格の数々に溺れているが、性懲りもなくまた別の試験を申し込んでいる。
呪いはいつ解けるのか。
◇
10連休を振り返ると、ようやく試験ラッシュを乗り越えた反動と、オリンピックの波とコロナ感染者数の激増によるさらなる自粛圧力の高まりを受け、正直惰眠を貪った。
具体的には以下の通りのクズっぷりである。
1日目散髪
2日目ワクチン接種
3日目転職面接
4日目病院
5日目ゲーム
6日目ゲーム
7日目ゲーム
8日目ゲーム
9日目惰眠
10日目惰眠
(7/16発売のスカイウォードソードを購入してから&転職試験が終わるまでずっと我慢していたので許してほしい。といっても44時間でクリアしたため日数的にはあまり圧迫されなかった。)
もちろん連休にしかできない大掃除や雑務処理も行ったので上記の限りではないが、連休後半にもなると流石に怠惰にも飽きてくる。
次の資格試験は10月の国家試験であるためそろそろ準備しなければならないが、ほぼ毎月1-2のペースで資格を取るのはいくらゴミ資格といえど諸々の負荷は少なからずあった。
再び勉強しなければならないのは苦しいが、これもまた「選ばれる」ため。
まずは10連休明けの通常勤務のリハビリをば。