安倍晋三首相は2020年4月7日、
政府の新型コロナウイルス感染症対策本部で特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令。
感染が急拡大している東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県が対象。
実施期間は4月7日から5月6日までの1ヶ月。
首都圏に本社、支店を構える我が労働先もダイレクトに影響を受けている。
だかしかし、緊急事態宣言が発令されて5日経過した今でも緊急事態という実感が湧かない人があまりにも多すぎる。
というのも経済に関して緩やかな規制をかけているためなのだろう。
事実、都心から2時間、電車は1時間に1本であるド田舎就労先にも、毎日100人超の顧客が来店しており、来店せずとも店前のATMだけ利用して踵を返すだけの人も含めれば300~500は試算できる。
通常時の窓口来店客数が150~220程度なので半減にも届かない現状である。
緊急事態。
緊急事態?
本当に?
民主社会が試されているなどと言われているが、
実際、試されているのは人間一人一人の意識だ。
仕事でやむを得ず外に出る人もいれば、
持て余した暇を消費するべく外に出る人もいる。
その是非が今、一人一人に問われているのに
事なかれ主義、そして自己主義の蔓延る現代日本では
未だに自分自身が渦中にいることを知覚していない。
もはや全員のなかにコロナウイルスが内在化されて然るべきであるのに、実際に自分が感染してもまだコロナウイルスが内在化されていない人もいる。
それこそまさに緊急事態だ。
終わりが見えないコロナウイルスとの世界戦争。
一刻も早く一筋でも光明を見出だせる日が来てほしいと切に願う。