人混みに流されて変わってゆく私を
あなたは時々
遠くで叱って。
松任谷由実の「卒業写真」に準えても、
特記しようがない凡庸な筆者にとってですら
卒業写真には形容しがたい思いが過る。
「悲しいことがあると、開く皮の表紙」
「卒業写真のあの人は優しい目をしてる」
別に筆者にそういった人がいたわけではないのに、
何故かこの歌詞はどこか心に響いてしまうのはどうしてだろう。
早くも社会人2年目になり、日々忙殺される毎日ではあるが、果たして成長できているのだろうか。
そうそう、社会人になってから、職業柄なのか様々な人と接してきた。
加えて、毎日電話も20,30件くらい取っているので本当に世の中にはいろんな人がいるんだな、と。
現金で黒い鞄に億単位のお金を持ち運ぶ人もいれば、電話を取って「お電話ありが…」と筆者が言っているのを遮って「嘘つき!!!」と罵ってくるキチガイもいる。
毎朝サービス時間外労働で独り懸命に掃除してても平気で私の目の前にどんどんゴミを投げてくる、敬うべき人生の先輩こと高齢者、
まだ若いのに免許証の第一位の番号が5以上の奇妙な人物、
自ら問い合わせの電話を掛けてきているのに頑なに自分の情報を明かさない、セキュリティ意識が高いのか低いのか意味不明な人等々、
いくらなんでも世界に嫌われている。
そんな理不尽な社会に揉まれた筆者はもう昔の筆者ではないのだろう、現に以前より発言が過激になってきている自覚がある。
そんな「人混みに流されて」
「変わってゆく私を」
「あなたは時々」
「遠くで叱って。」