【2018年の再掲】
1か月も全く更新しなかったが、この1か月は人生初の北海道へ、これまた人生初の11人という大所帯にて旅行したり、噂のチームラボやデザインあ展に行ったり、絶望の資格試験に臨んだりといった日々を過ごしていた。
再来週また資格試験があるが、そろそろブログを再開したいと思う。
さて、
「マグロの中心は中トロ」をご存知だろうか?
もちろんマグロの中心は骨であるわけだが、今回筆者が主張したいことは題名の通り、「マグロの中心は中トロ」についてである(我ながら諄い)。
大多数の人は知らないかもしれないが、「マグロの中心は中トロ」とは2009年12月20日に公開された、「たんしおレモン」のくろすけさん(個人)制作のブラウザゲーム(PCでのみ可)である。
http://www.tansio.net/game/mag/
2009年ということは9年前ということだが、当時もゲームが大好きだった筆者はこのゲームに夢中になった。
夢中といっても4,5周くらいで済んだので累計200時間程度しかプレイしてはいないのだろうが、当時中学2年生だった私の貴重な青春の時間を割いてまでプレイしていたのだから非常に罪深いゲームである(大好き。褒めてる。)。
このゲームは前編・後編で構成されているのだが(制作者談)、9年が経過しようとしている現在においてもなお後編は制作されていない。
後編を待ちわびている間に、筆者は左足の靭帯を損傷し、高校受験を終え、ほろ苦い青春を過ごし、病気で1か月休学し、宗教勧誘の被害に遭い、国立大学に進学し、大学祭企画部長を務め、教員免許を取得し、公務員試験に受かり、大学を卒業し、何を血迷ったのか金融機関で血税を納めるにまで至った(誇張表現)。
制作者のことは今でも大好きで、未だにTwitterをフォローしているし、何か新しい作品を公開する度に「たんしおレモン」のホームページに足を運んでいる。
しかしながら、あの頃からもう9年が経ってしまったなどとはとても信じられない。
例えるなら、映画「Good Bye Lenin!」に登場する
クリスティアーネの心持である。
クリスティアーネのように自分は何も変化していないまま、対照的に周囲の世界は目まぐるしい変化を遂げている。
あれからどれくらい変われたのか考える日々ではあるが、着実に歳月は移ろっており、これで「マグロの中心は中トロ」の後編がリリースされたら、いよいよクリスティアーネのように、あまりのショックで筆者は天に召されることだろう。
もはや筆者にとって「マグロの中心は中トロ」とは、現代における身近なサグラダ・ファミリアのようなものであり、完成しないが故の価値さえ纏い始めた。
自分と同様に変わらないという仲間意識すら抱いていたはずだったものが、様相を変え始め、筆者一人が燻っているという現実に目を向けざるを得なくなってきたのである。
そろそろ地に足をつけて、将来に向けて着実に建設的な一歩を踏み出していかなければとn回目の決意を新たにした休日だった(強引な結び)。