僕はQuasimodo
更生できることなら更生したい。
好きでこの選択肢を選んだ訳じゃない。
今更救いなどあるのか。
ちょっと手遅れ。
かといって諦めることもできない。
ずっと過去に囚われて今を生ききれない。
現実がツラすぎて目を逸らしてるだけかもしれないが、どちらにせよ同義だ。
反実仮想ばかりでそれを叶える建設的な行動をしたのか？
と言われれば、この甘やかされた怠惰さ故にそんなこと到底できる訳がないし、向上心こそあるが同時に自分自身に対する強い諦念も抱いているのでまず無理だ。
そうやって独り蹲って燻ってる間に周りの皆はきっとより一層魅力的になっていく。
もう手が届かないものを、僕はただ指を咥えて見つめるだけ。
ただ思うことは一つ。
この願いがもしも
僕に許されるその日が来るなら
もう何も要らない。
