昨年のふるさと納税祭りからはや一年、
過熱しすぎたキャンペーンにより国から除外処分を受けた大阪府泉佐野市が今般、上告していた裁判において逆転勝訴となった。
昨年のキャンペーンがどのようなものだったかについては下記を参照されたし。
https://happiclearfile.hatenablog.com/entry/2019/06/02/180637
しかし、今回逆転勝訴したからといって
また大盤振る舞いキャンペーンをするわけではない。
今回の裁判においては、
「総務省がふるさと納税制度の指定を受けられる基準を定めた告示は、法律改正前に著しく多額の寄付金を集めたことを理由に指定を受けられなくするものといえる。法律の条文や立法過程の議論を考慮しても、総務大臣にこのような趣旨の基準を定めることが委ねられているとはいえず、告示のうち、過去の募集状況を問題とした部分は違法で無効だ」
という指摘の通り、泉佐野市の有り様について肯定したものではない。
昨年6月よりふるさと納税に関する新たな法律が適用されている現在において、昨年のような祭りはもはや期待できないだろう。
しかしながら、江戸時代より商業で栄えてきた大阪の誇る商売魂は、復活をする予定の泉佐野市にも途切れることなく受け継がれることと信じてやまない。
さて、今年のふるさと納税はどうしたものか…