【ピアノの話】
※前回はこちら↓
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ピアノで、クロード・ドビュッシー作曲のアラベスク第一番(Premiere Arabesque)を弾けるようになった。
取り急ぎ、曲の解説及びポリリズムについては下記のとおりウィキペディアに委ねておく。
以下、ウィキペディアより引用
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【アラベスク第一番】
ホ長調 アンダンティーノ・コン・モト Andantino con moto
平行短調の後に漸く本来の調性が現れる。
またこの序奏は使いまわされており、調性の不安定さを演出する大きな要素である。
中間部はイ長調の静寂な部分。
ハ長調の Risoluto では「決然と」と指示するように楽曲の統一を図っている。
またポリリズム部分は、川が流れる様子を表している。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/2%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%99%E3%82%B9%E3%82%AF
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【ポリリズムについて】
ポリリズム(英: polyrhythm)は、リズムの異なる声部が同時に奏されること。クロス・リズム(英: cross-rhythm)ともいう。アクセントや拍子がずれているときはポリメトリック(英: polymetric)ともいう。
拍の一致しないリズムが同時に演奏されることにより、独特のリズム感が生まれる。世界各国の民族音楽にもみられる。 それぞれの声部の拍の長さがx:yであれば、xからみてy小節ごとに、またyからみてx小節ごとに、それぞれの拍が一致するのが普通である(参照:倍数)。
例えば、3/4拍子と別の拍子を組み合わせる時、分子の倍数小節で拍が一致することになる。
したがって、組み合わせとしてはもう1つが4/4拍子の場合、分子の最小公倍数は「3×4」となり互いに12拍目で一致するので、「3/4拍子を4小節+4/4拍子を3小節」と組み合わせて同時進行すれば互いに「12/4拍目」で一致し1つのポリリズムとなる。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0
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【以上、ウィキペディアより引用】
上述のとおり、この曲にはポリリズムの部分があるのだが、初見ではなかなか弾けずに苦労した。
3連符と4連符を同時進行で弾くというのが初めてだったのだが、小学生の頃に左手で上下運動の2のリズム、右手で三角形を描く3のリズムを同時進行する遊びをやったなあと、ぼんやり思い出した。
ところでこのポリリズム、ショパンの「幻想即興曲」では6と8のポリリズムが進行するので、実はその事前練習である。
とは言いつつ、幻想即興曲の方が難易度が3段階くらい上なので、すぐ次の曲として挑戦はしない。
ちなみに次はショパンの「子犬のワルツ」に挑戦予定。
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実はこの曲が弾けるようになったのは10月だったのだが、以降、新しい曲(子犬のワルツ)に挑戦できずにいる。
もちろん新楽譜を手元に用意したうえで、である。
実際、3分ほど挑戦したのだが、秒で挫折した。
※とはいえ、アラベスク第一番でも同様であり、これに限った話ではないのだが…。
どうやら挫折経験が多すぎて、少しうまくいかないことがあるとそのまま諦めて別のことに注力した方がコストパフォーマンスが良いと経験で覚えている傾向があるらしい。
しかし、それではいつまで経っても次に進めない。
折を見て、そろそろ前に進まなければ。
子犬のワルツは、いわゆる世間一般では難しい部類に入るが、ショパンの登竜門として小学生でも弾いているのをよく見かけるので、流石にそろそろきちんと向き合いたい…。