我ながら狂っている。
「そうだ、京都 行こう」と思い、実際その通り有言実行し京都へ来たのだが、到着から3時間後には大阪に来ている。
大学時代の友人と京都でご飯を食べるつもりでいたが、急遽不可能になったため、別の大学時代の友人と大阪のユニバで合流することとなった。
我ながらフットワークが軽いと思うのだが、世間一般的にはどうなのだろう、私にはわからない。
実際、社会人になってから、軽いノリで日本三景、日本三名園をコンプリートし、無人島クルーズや富士山登頂、初対面の人と新潟でスノボ、ママ友軍団に一人連れられ山梨バスツアー、ベルギー・オランダ・フィリピン旅行等々を実践してきているのだが、それでも「えー、ノリ悪い〜」「〇〇来ないとか腰重すぎ」と何度も言われてきている。
(むしろ相手都合で好き勝手文句言われてきただけなのではないだろうか、そんな呪いをそのまま鵜呑みにしてしまう私が弱かっただけなのか)
もはやそんな過去の呪いなど関係ない。
重要なことは今現在である。
◇
ユニバから帰還した。
「あれ?こんな感じだったっけ?」という感覚が良い意味でも悪い意味でも複数あり、これは経年劣化のせいなのかと少し落ち込んだ。
しかし、思い切って決断して良かった。
何を言えど今この瞬間が一番若いことに違いないのである。
しかも、ちょうど全国旅行支援もイベント割も活用することができ、通常時より安く利用することができたのだからこれ以上文句はない。
20代をこれ以上無碍にせず謳歌したい。
来年こそは海外に行きたい、いつまでも日本で燻っている場合ではないのである。
◇
ユニバ後、京都に宿泊し、普通に観光して、日曜に帰途へついた。
これまた狂っているのだが、なんとなく社会人になってから京都へは毎年行くようにしており(現地に友人がいるため)、社会人5年目にして既に社会人6回目の京都旅行であった。
(貯金は1000万強残してあるので遊び呆けている訳ではない、普段が守銭奴なので偶には許されたいと思う)
昨年行った頃よりも訪日外国人旅行者が非常に増えており、人混みに行けば外国語しか聞こえないという逆日本的な場面もあったほどインバウンドマーケティングは回復しているのではという感覚を覚えた。
外国人がこれほどまでに日本へ来ているというのに、日本人の海外旅行へのハードルは引き続き高く感じる。
(実際、私自身エッセンシャルワーカーとして一時的に働いていたが、その中での肌感覚として海外旅行どころか飲食ですら躊躇われる)
ああ、早くコロナ収束してほしい。
もう約3年も経つというのに、自分は一度も罹ることなく、悪影響ばかり被っている。
海外旅行も誰かに後ろ指さされることなく行けるほどに許されたい。
そろそろ「そうだ、海外旅行 いこう」って言いたい。